デンタルケア

矯正中に食べやすい食べ物・避けたほうがいい食べ物

はじめに

矯正を始めて最初に戸惑ったのが「食事」でした。
噛むと痛い、硬いものが食べられない、装置に食べ物が詰まる…。想像以上に食事に気を遣う必要がありました。

この記事では、私自身の体験をもとに「矯正中に食べやすい食べ物」「避けたほうがいい食べ物」「食事の工夫」についてまとめました。さらに、ワイヤー矯正と食事制限が少ないマウスピース矯正の違いについても紹介します。


矯正中に食べやすい食べ物

矯正直後や調整後は噛むと強い痛みがあるので、とにかく 柔らかくて噛まずに食べられるもの が助かります。

私が実際に食べていたものは:

  • 豆腐 → ほとんど噛まずに食べられるので便利

  • 茶碗蒸し → 栄養もとれて、口当たりがやさしい

  • スープやおかゆ、リゾット → 温かくて噛む必要が少ない

  • ヨーグルトやプリン → 冷たいものは痛みを和らげる効果も

特に「リゾット」は重宝しました。普通のご飯は噛むと痛いですが、スープに浸したリゾットならスプーンですくって食べられるので、痛みが強い日でも食べやすかったです。


矯正中に避けたほうがいい食べ物

逆に、矯正中はこれらの食べ物で失敗しました。

  • 固いもの(フランスパン、せんべい、ナッツ)
    → 噛むたびに痛くて途中で諦めることも。

  • 粘着性のあるもの(キャラメル、ガム、グミ)
    → 装置にくっついて取れなくなり、焦りました。

  • 繊維が残るもの(ほうれん草、ネギ、海苔)
    → 装置に絡まり、外出中に鏡を見て恥ずかしい思いをしたことも…。

  • ひき肉料理(餃子やハンバーグ)
    → 細かい肉片が装置の隙間に残りやすく、食後のケアが大変でした。


食事で困ったことと工夫

一番困ったのは 麺類
ラーメンやうどんは柔らかいのですが、意外と噛む動作が多くて前歯に響き、結局ほとんど噛まずに飲み込んでしまい、喉につまりそうになったことがあります。

そこで工夫したのは:

  • 奥歯で噛むように意識する

  • 食べ物を小さく切ってから口に入れる

  • 料理を柔らかめに調理する(煮込みうどん、リゾット、シチューなど)

この3つを意識するだけで、食事のストレスはだいぶ軽減されました。


矯正中におすすめの工夫

  • 食後は必ず歯磨きやうがい → 装置に食べ物が残るので必須

  • 外出時は歯間ブラシやマウスウォッシュを持ち歩く → 急な外食でも安心

  • 「痛いとき用メニュー」を常備しておく → 豆腐やヨーグルトがあれば安心

外出先で食べ物が装置に詰まったとき、歯間ブラシがなかったらどうしようもなかったので、常にポーチに入れるようにしました。


まとめ

矯正中は「食べにくさ」との戦いですが、柔らかい食事や工夫次第で十分に乗り越えられます。
「これは食べやすい」「これは避けよう」と把握しておくだけで、毎日の食事がずっと楽になります。


マウスピース矯正という選択肢も

ワイヤー矯正はどうしても「痛み」や「食事制限」がつきものです。
ですが、最近は マウスピース矯正 という選択肢もあります。

例えば DPEARLは、

  • 透明なマウスピースで目立ちにくい

  • 食事のときは取り外せるので制限が少ない

  • ワイヤーに比べて痛みが少ない

という特徴があります。

「食べにくさを避けたい」「できるだけ快適に矯正したい」という方には、マウスピース矯正は検討する価値がある選択肢です。