デンタルケア

大人の歯科矯正を始めた体験談|親知らず・過剰歯の抜歯から大学病院での治療まで

はじめに

「大人になってから歯科矯正って遅いのでは?」
「痛みや費用が不安…」

私も30代で歯科矯正を始めるまでは、同じように不安がありました。
実際に始めてみると、親知らずや過剰歯の抜歯 → 大学病院での矯正治療 という流れになり、想像以上に大変な部分もありました。

この記事では、私が30代で矯正を始めたリアルな体験をもとに、

  • 治療にかかった費用や期間

  • 親知らず・過剰歯の抜歯の流れ

  • 矯正中の痛みや生活の変化

を詳しくご紹介します。


矯正を始める前に不安だったこと

始める前に感じた不安

  • 痛み:矯正はやっぱり痛い?

  • 費用:100万円前後と高額でハードルが高い

  • 見た目:ワイヤー矯正だと目立つのでは?

  • 治療期間:大人は子供より期間が長いと聞く

実際に始めてみてどうだったか

  • 痛み:食事のときにズキッとするが耐えられるレベル

  • 費用:約100万円、分割払いができて助かった

  • 見た目:そこまで周りに気づかれない。気になるならマスクでカバー

  • 治療期間:約3年。やはり長い…


精密検査で判明した「親知らず」と「過剰歯」

矯正を始める前の精密検査で、親知らず1本(かなり奥)+過剰歯(口と鼻の間の骨に埋まっている歯)が見つかりました。
そのままでは矯正できないため、大学病院で全身麻酔の手術を受けて抜歯することに。

大学病院での手術体験

  • 手術は全身麻酔で半日かかる

  • 数日間は腫れや痛みが強かった

  • 抜歯後の回復を待ってから矯正を開始

「矯正=歯を並べるだけ」ではなく、準備段階がかなり大変だと実感しました。


実際にかかった費用と支払い方法

  • 総額:約100万円

  • 支払い方法:分割払い

  • 医療費控除:利用せず(自由診療のため)

想定していた金額でしたが、やはり負担は大きいです。
ただし分割払いができたため、治療期間中に少しずつ支払えたのは大きな救いでした。


矯正期間とスケジュール感

  • 治療期間:約3年

  • 最初の1〜2か月 → 週1回通院し、ワイヤーの安定を確認

  • その後は3週間に1回の調整
     (ワイヤーの強さを変えるたびに痛みが出る)


矯正中の痛み・食事・生活の変化

痛みの特徴

虫歯の鋭い痛みとは違い、鈍く重い痛みが続きました。

食事・生活での制限

  • 硬いものや麺類は食べにくい

  • 歯石が溜まりやすく、月1回のクリーニングが必須

  • ワイヤー矯正のため、歯間ブラシが使えない
     → 矯正中は普通の歯ブラシだと奥まで届きにくいので、毛先が極細でやわらかい「クラプロックス」
    が役立ちました。忙しいときは月330円で届く電動歯ブラシ 「Dentaly」
    も便利です。

30代で矯正を始めてよかったこと・大変だったこと

よかったこと

  • 徐々に歯並びが整っていく実感

  • コンプレックスが減り、人前で笑いやすくなった

大変だったこと

  • 治療期間が長い(10代なら1年程度で終わるが、大人は約3年)

  • 見た目への抵抗感(人に気づかれると驚かれる)


同じように迷っている人へ伝えたいこと

  • 「大人になってから矯正なんて…」と迷う時間がもったいない

  • 数年の治療を終えれば、残りの人生で歯並びのコンプレックスから解放される

  • 鏡を見るたびに悩むくらいなら、早めに行動するべき!


まとめ|大人だからこそ歯科矯正を

子供のころには気にならなかった歯並びも、大人になると仕事や人間関係で気になることがあります。
矯正=子供のもの、というイメージにとらわれず、大人だからこそ始める価値があると思います。

まずは気軽にカウンセリングを受けてみることをおすすめします。